NEXT...F1開催スケジュール

ロングビーチGPにふさわしいのは？F1復活派とインディ開催派が議論

果たしてF1はカリフォルニア州ロングビーチでグランプリを再開できるのか。その是非が決まるまで、時間がかかりそうだ。

ロングビーチ市では先日、市議会が招集された。F1を含め公道レース開催権を競争入札制にするかどうか検討するためだ。

「我々はただ、レース開催にふさわしい者が入札に参加できるよう公平なプロセスを踏んでもらいたいだけだ」と語るのはクリス・プーク。F1ロングビーチGP創始者で、現在、バーニー・エクレストンと密接にからんでいると言われる。

ところがドイツ語のモータースポーツ情報サイト『Speedweek（スピードウィーク）』によると、確かに市議会はこの問題について議論を重ねたものの、決定は先送りにされたという。

毎年開かれているインディカーレースを残したい者とF1復活を待望する者で、市議会の意見が割れたと記事は伝えている。

「そのため市議会は、より明確な全体像をつかむため、さらに多くの情報を取り寄せる必要があると判断した」とのことだ。

議員のひとりは、こう話す。「現在行われている（インディカー）ロングビーチは、誰にとってもメリットのあるイベントだ。問題は、果たしてF1の選択肢を取った場合にさらなる成功を収めるチャンスが生まれるかどうかだ」