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元F1王者ヒル「開幕戦と最終戦のポイントは違って当然」

2014年02月13日(木)17:12 pm

2014年F1シーズンを前に議論噴出の新「ポイント2倍」システム。デーモン・ヒルはこれに賛成の立場だ。

同システムは特にファンの受けが最悪で、メルセデスAMGの役員トト・ヴォルフも先日、「もはや事態は制御不能」として、規則を決める人たちは最終戦アブダビGPのポイント2倍付与についてもう一度考え直してほしいと言っていた。

ヴォルフの前任者ノルベルト・ハウグもポイント2倍に反対だ。ハウグは『SID通信』にこんなことを話している。「もし(ドイツ・プロサッカーの)ブンデスリーガでシーズン最終節の全得点を2倍にしたら、きっと同様の騒ぎとなるだろう。今のF1みたいにね」

ところが1996年のF1世界王者デーモン・ヒルは、騒ぎがあまりに大げさだと逆にあきれ顔である。ヒルは、タイトル争いが盛り上がるとしてバーニー・エクレストンが打ち出したコンセプトに同意しているのだ。

「例えばウィンブルドンの全英オープンテニスは、負ければ終わりの戦いだ。もちろん決勝に近づくに従って試合はより真剣で重要になる。決勝まで勝ち上がると、一回戦とは比較にならないポイントがATP(男子プロテニス協会)から与えられるのだ」と、『Sky Sports(スカイスポーツ)』に語るヒル。

「あくまで個人的な感想だが、なぜこれほど騒がれるのか私には分からないよ」

「目標は世界選手権の獲得だ。シーズンが終わりに近づけば近づくほど緊張は高まる。ましてや最終戦ともなれば、得るものも失うものも大きい。開幕戦と最終戦では、もらえるポイントも違って当然だ。シーズン最後の戦いなんだから、もっとエキサイティングじゃないとね」

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