フェラーリに復帰したキミ・ライコネン。フェルナンド・アロンソのペースに着いて行くのがやっとといった予想が多数聞かれるが、わずかながら異なる意見も存在する。
フェラーリにタイトルをもたらした最後のドライバーはライコネンだ。しかし、昨年マラネロを去ったフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は最近、今季のフェラーリをリードするのはアロンソだろうと語っていた。理由は、アロンソが「才能と頭脳を併せ持つ」ドライバーだからだ。
これに対し、ライコネンの母国フィンランドの先輩で1998年と1999年のF1世界チャンピオン、ミカ・ハッキネンは、フェラーリを勝たせるのはフィンランド人ドライバーこそふさわしいと話す。
「キミのドライビングスタイルは、ターボ・マシンと相性バッチリだ」と、スペインの日刊紙『Marca(マルカ)』に語るハッキネン。
「アロンソはプッシュしすぎる傾向がある。従って、ふたりのうち勝つのはキミだ」とハッキネンは予想している。