29日(水)、F1ヘレステスト2日目が行われ、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムを記録した。28日(火)に新車を発表した王者レッドブルは、ルノーのパワーユニットにトラブルが発生し、わずか8周しか走行できず、テスト終了時間を待たずに、サーキットを後にしている。
午前中は路面がぬれていたが、午後になるとドライタイヤでの走行が始まった。1日目に全く走れなかったマクラーレンだったが、この日バトンは43周を周回した。2番手は、前日にトップタイムを記録したフェラーリのキミ・ライコネンが入り、バトンとの差は、0.647秒だった。
3番手はウィリアムズのバルテリ・ボッタス、4番手にニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が入った。ロズベルグは、全ドライバーの中で最多となる97周を走り込んだ。5番手にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、6番手はエステバン・グティエレス(ザウバー)だった。
7番手には小林可夢偉のチームメート、マーカス・エリクソンで、11周を周回し1分37秒975を記録している。エリクソンは、初日と2日目を担当し、次はバーレーンでのテストに臨む。ヘレステスト3、4日目は可夢偉が担当すると見られる。
8番手は、午前中に8周しかできなかったベッテルだった。
このヘレステストには、ロータスは参加していない。参加予定だったマルシャは、トラブルが相次ぎ、30日(木)からテストに参加する見通しだ。