ロータスのロマン・グロージャンが、インテルラゴス・サーキットで行われるF1第19戦ブラジルGP(11月24日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:インテルラゴスについて教えてください。好きなサーキットですか?
グロージャン:素晴らしいサーキットだよ。どの部分も素晴らしいんだ。僕のドライビングスタイルには合っているからすごく楽しみにしているよ。
Q:特に好きな部分はありますか?
グロージャン:全部だよ! すごく挑戦しがいのあるサーキットだし、決して息を抜くことができないんだ。メインストレートでさえ退屈ではないよ。上り坂で始まって、面白い角度もついている。そして、すこしずつ曲がりながら、下り坂のターン1まで続くんだ。そこではブレーキでミスを犯しやすいよ。
グロージャン:もしインテルラゴスで好きなところを選ばなくてはならないとしたら、最初と最後のコーナーということになるかな。最初のコーナーは本当に腕が試されるし、間違った攻め方をすればミスにつながるんだ。一方、最終コーナーはすごく速いし、身体にもかなり重圧がかかる。ドライバーとしては、これらのコーナーは本当に楽しめるんだ。伝統的な旧タイプのサーキットのひとつだし、どれかひとつの要素を取り上げるのはすごく難しいよ。大好きさ!
Q:これまでの数レースで、レッドブルに戦いを挑むのはどれほど難しいことでしたか?
グロージャン:彼らのクルマはすごく速いよ。それは疑う余地もないことだ! ときおり、セブ(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)を追いかけることができている感じはあるけれど、今では彼はもうタイトルを手にいれているし、それでまたさらに自信と速さを積み上げているから、余計に難しくなっているよ! 彼らを追いかけることができ、1台のレッドブルより上に行けたのはチームにとって本当に素晴らしい成果だし、エンストン(チーム本拠地)の全員に対して、彼らのシーズンを通じてのハードワークにすごく感謝している。
Q:現在チームがとてもいい力を発揮できている理由はなんでしょう?
グロージャン:サーキットにおいても、エンストンにおいても、チーム全体が素晴らしい仕事をしている。みんなのやる気がすごいんだ。彼らの素晴らしさは言葉で言い尽くせないよ。前日に遅くまで仕事をして、ほんの数時間寝ただけでまたサーキットやファクトリーにやってくるんだ。でも、彼らは週末を最高の形にできるためなら何でも喜んでやっているよ。僕たちドライバーは、常にクルマにより多くのものを求めるものだけど、彼らはそれを実現することを決してあきらめないんだ。
Q:オースティンではマーク・ウェバー(レッドブル)と激しく争いましたね?
グロージャン:マークはとても経験があるし、決してあきらめないのは誰もが知っていることだ。だから、確かにプレッシャーがあったよ。同時に、そのことはすごくやる気につながるよ。絶対にミスは犯せないことは分かっている。彼はそこをうまくついてくるからね。ああいう強い相手とレースができるのは本当に満足感があるものだし、自分が先にゴールラインを横切ることができたときはさらに満足だよ。
Q:ブラジルでは、高い海抜の影響を受けることで、常に天候のことが話題に上ります。どのように週末に臨みますか?
グロージャン:正直に言って、天候も海抜も僕たちの力で変えることができるわけじゃないから、それに対応するしかないよ。いい戦略を立てて、正しいときに正しいタイヤを装着できる位置にいられることを目指すだけさ。いい点は、ブラジルは僕たちの通常の時間帯に近いことだね。だから、家に戻った時も時差ボケへの対応はそれほど難しくないよ。
Q:サンパウロやブラジルについてはどう思いますか?
グロージャン:シーズンを終えるには素晴らしいところだし、チームのみんなもブラジルへ行くのが好きだってことは知っているよ。ここまで長いシーズンだったし、誰もがシーズン終了パーティーを楽しみにしているのも知っている。そのパーティーは僕たちのスポンサーのバーン(burn)が開いてくれるんだ。きっと素晴らしい夜になるよ!
グロージャン:ブラジルのひとたちはとても親しみやすいし、美味しい食事ができるところもある。僕たちはサーキットでの仕事が始まる前にチーム全員で食事をするんだ。それは、1年を通じてのみんなの努力への感謝を表すすごくいいやり方だね
Q:2013年シーズンをどのような形で終えたいですか?
グロージャン:表彰台に上れればいつだって素晴らしいし、常にその一番上を目標にしているよ。僕たちやライバルたちがどれだけのパフォーマンスを発揮できそうかは、サーキットで走ってみるまでは分からない。でも、僕たちは自分たちに出来る限りのことをやり続けるよ。