ロータスのキミ・ライコネンが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるF1第18戦アメリカGP(11月17日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:サーキット・オブ・ジ・アメリカズについてはどう思いますか?
ライコネン:きれいなサーキットだね。レイアウトはとても面白いし、昨年のレースはよかった。サーキットは区間ごとにかなり違うんだ。そこが難しいところだね。昨年は毎日かなり寒い状態からのスタートだったから、すごく滑りやすかった。でも、それ後少しは使用されているから、路面もツルツルピカピカではないんじゃないかな。だから、望むようなクルマに仕上げるのもより簡単になるはずだ。
Q:またショートホイールベースのクルマを使う予定ですが、その理由は?
ライコネン:僕にとってはそちらのほうが感触がいいし、クルマの能力も引き出しやすいみたいなんだ。僕たちは、クルマをもっと自分の好みのものとするためにアンダーステアの問題を解決しようとしているけれど、それにもショートホイールベースのほうが役立っている。
Q:アブダビでのレースを振り返っての感想は?
ライコネン:すぐに終わってしまったし、2012年のレースほどよくなかったのは間違いないよ。もちろん、理想的じゃなかったけれど、ああいうこともたまには起こるものだ。オースティンではもっと長くレースしないとね。
Q:以前のアメリカでのレース経験は?
ライコネン:インディアナポリスでは7レースを戦ったよ。2005年には本当に強いクルマがあると感じていたんだけど、6台しかレースに参加しなくて、残念ながら僕はそこには入っていなかった。2003年にはポールポジションを取った。でも、あまり記憶に残っているレースはないね。
ライコネン:2011年にはNASCARにチャレンジした。シャーロットのオーバルで2レースをしたし、すごく楽しかったよ。多分、あれが僕にふたたびレースをしたいと気付かせてくれたものだったと思う。あの後、僕は真剣にF1に復帰したいと思ったんだ。一方で、もっとNASCARをやるっていうのも魅力的な考えだったけれどね。
Q:オースティンでまたレースをするに当たり、どのように臨みますか?
ライコネン:昨年初めて行ってから、それは全員同じだけど、僕はこのレースを特に楽しみにしているよ。アメリカの雰囲気が好きなんだ。くつろいだ環境があるからね。彼らは楽しみ方を知っているし、なにより、レースが大好きなんだ。
Q:昨年のレースでの思い出は?
ライコネン:まずまずではあったけど、僕にとってはそんなに楽なものではなかった。スタートに失敗し、1周目にほかのクルマと接触してしまったから、やらなくてはならないことがたくさんあった。レースでは、かなり硬いタイヤを用いていたから、それらのパフォーマンスを発揮させるのも難しかった。とりわけ、あの日は雲が多くて気温も低かったからね。今年は晴天に恵まれることを期待しているよ。
Q:今年はもっといいパフォーマンスを発揮できると思いますか?
ライコネン:クルマの感触はかなりいいし、今年はいくつかいいレースもできている。オースティンでどうなるかはサーキットに行ってみるまでは分からないけれど、よい結果を目指して頑張っているよ。