今週末に開催されているF1インドGPは、2日目以降中止なる可能性があった。
レース主催者は興行税を支払っていないとして市民活動家がレース中止を訴え出たもので、25日(金)に最高裁判所で審問が行われる予定になっていた。
主催者ジェイピーのスポークスマンは、「裁判所の裁定を待つ」とコメント。「いかなる場合も、法廷が決めたことには従う」
しかし、インドのモータースポーツ連盟で会長を務めるビッキー・チャンドックによると、インドではこうした申し立ても日常茶飯事だという。
「個人的見解だが、今回の訴えがレースに与える影響はまったくない」と、チャンドック会長は『Mirror(ミラー)』紙に語っている。
また『Guardian(ガーディアン)』紙には、こうコメントしている。「この訴えでレースに危険性が及ぶかといえば、(可能性は)まったくのゼロだ」
「インド国民はこのような事態に慣れっこだ。心配には及ばない」
「通常、判事がスポーツイベントの開催禁止命令を下すことはない。レースをしっかりやって、残りは後日、対応すればいい」
しかし『AFP通信』は、消息筋の話として、25日(金)に行われる予定だった聴聞を延期したと伝えている。
「聴聞会は新たに来週、開かれる」と、関係する弁護士の1人は語っている。
「すなわち、レースはこのまま行われるのだ」