マルシャが、ジュール・ビアンキの残留を発表したが、来季チームメートを決定することよりも、今季のチーム別ランキングで10位を確保することのほうに焦点を合わせてゆくことになるだろう。
『Times(タイムズ)』が伝えたところによれば、マルシャもついにF1最高権威のバーニー・エクレストンとの商業権に関する協定を結んだという。これが事実ならば、10位確保に必死のはずだ。
また、投資家のアンドレイ・チェグラコフが、2億ドル(約195億円)以上にも上るマルシャの負債を清算する計画をしていることも明らかとなっている。
マルシャのチームCEOであるアンディ・ウェブは、これに関して次のように述べた。
「我々の投資家たちは、F1ではどれほどコストがかかるという、信じられないような状況に直面したんだ」
「彼らは出費競争に加わりたいと思ってはいなかった。だが、彼らは堅実な基盤を与えてくれ、我々の将来は保証された」
しかし、バーニー・エクレストンは最近、2つか3つのチームがF1参戦を続けられなくなる危険にひんしていると語っていた。ウェブはこのことに言及しながら、ロシアの『Championat(カンピオナ)』に次のように語った。
「バーニーが実際にどのチームのことを想定していたのかは分からないが、我々は前進する決意をしているよ」