フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「ゴルフ」のリアルスポーツモデルである新型「ゴルフGTI」を、25日(水)に発売した。価格は369万円になっている。
37年目のフルモデルチェンジにあたり新型ゴルフGTIは、フォルクスワーゲンの新しいモジュラーシステム「MQB」の採用により、従来上級モデルにしか装備しえなかった安全装備や機能装備を多く新規採用しながら、10kgの軽量化を達成。またエンジンにも改良が加えられ、最大トルクの25%アップなど大幅な性能向上を果たしただけでなく 、GTIとして初めてブルーモーション・テクノロジーを採用し、これらによりJC08モード燃費15.9km/lと、先代の13.0km/l(10・15モード)から大幅な向上を果たした。
新型ゴルフに採用されたフロント・アシスト・プラスやACC、レーン・アシスト等数々の安全装備はGTIにも標準で搭載されるほか、新型ゴルフで実現された静粛性、快適性も併せ持ち、日常ユースからスポーツ走行まで、幅広くこなすパフォーマンスカーに仕上がった。
パワートレーンは、先代比9馬力アップの220馬力を発生する第3世代の2リッターTSIエンジン。最大トルクは3.5リッターの自然吸気エンジンに匹敵する350Nmを1,500rpmという低回転から発生する。GTI専用にチューニングされたシャシーには、フォルクスワーゲン初採用となるロックトゥロック2.1回転と極めてクイックなステアリングを実現するプログレッシブステアリングを採用。電子制御式ディファレンシャルロック"XDS"の進化バージョンなどの最新テクノロジーと共にGTIにさらなる敏しょう性を与える。
エクステリアでは、伝統のハニカムグリルにヘッドライトまでつながる赤いラインや、赤いブレーキキャリパー、専用のLEDフォグランプ等を備え、インテリアにはタータンチェック柄のトップスポーツシートや、ドアシルプレート/ドアトリムに内蔵された赤い間接照明など、GTI専用アイテムを数多く取り入れている。
また、メーカーオプションとしてレザーシート+運転席パワーシート(セットオプション) 26万2,500円、電動パノラマスライディングルーフ12万6,000円、18インチアルミホイール+DCC(セットオプション)21万0,000円を設定している。