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F1進出を視野に入れるアンドレッティ・ファミリー

2013年09月17日(火)9:30 am

もしF1で「カスタマーカー」が認められるようになれば、現在インディカーで自身のチームを運営し、かつてマクラーレンからF1にも出走したことのあるマイケル・アンドレッティがチームオーナーとしてF1に参入するかもしれない。そう明かしたのは、マイケルの父親であり、1978年のF1チャンピオンでもあるアメリカン・モータースポーツの重鎮マリオ・アンドレッティだ。

現在のF1のレギュレーションでは、各チームは独自に製造したシャシーを用いることが義務付けられており、いわゆるカスタマーカー※での参戦は認められていない。

マリオは、『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』に対し、仮にF1チームがほかのチームにシャシーを販売することができるようになれば、財政的に苦境に立たされているチームにとっては救いとなるだろう、と次のように語った。

「そのことについては、すでにバーニー・エクレストン(F1最高責任者)と話をしたよ」

「そうすれば新しいチームがF1に参入する道を開くことにもなる。自分たちのレースカーを製造するファクトリーを持っていなくともね」

「もし、どこかトップチームからクルマを購入することができるとしたら、私の息子(マイケル)も真っ先に参入する者のひとりになるだろうね」

マリオは、カスタマーカー制を導入すればF1の価値を低めてしまうという意見に対しても次のように反論した。

「青いフェラーリが赤いフェラーリを追い抜くというようなシーンが頭に浮かぶんだけど、それはすごく面白いよね。それはF1にとってもまったく新しい魅力になるんじゃないかな」

インディカー・シリーズで活躍していた息子のマイケルは、1993年にアイルトン・セナのチームメートとしてマクラーレンからデビューを飾ったものの、そのF1でのキャリアは短命に終わった。現在マイケルは、インディカーを含むいくつかのカテゴリーに自身のチームを有するチームオーナーとして活躍中だ。

そのマイケルが率いる「アンドレッティ・オートスポーツ」は、2014年にFIA(国際自動車連盟)主催によりスタートする電動フォーミュラカーによる新シリーズであるフォーミュラEに参戦することが決まっている。

※カスタマーカーとは、ほかのチームやシャシー製造メーカーからシャシーを購入すること。

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