キミ・ライコネン(ロータス)と同じく、もうひとりフェラーリ行きをうわさされているドライバーがいる。それはジェンソン・バトン(マクラーレン)だ。しかし、バトンはいまのところマクラーレン残留を強く望んでいるように見える。
マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュも、「彼が将来を心配しているようには見えないだろ?」とモンツァで『Italiaracing(イタリアレーシング)』誌に語っている。
「彼は、チームにとって素晴らしいアンバサダーであり、偉大なドライバーでもある。原則的に、両者とも合意している。正式な発表を行うのにふさわしい時期がいずれやって来るだろう」と付け加えた。
バトン自身もフェラーリへ移籍する可能性を否定している。
「フェラーリはこれからも、僕にとって常に選択肢のひとつであるだろうね。でも、これまで本格的な話し合いは一切行っていない」とブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に打ち明けた。
「だから今回、フェラーリへ行くチャンスはまったくないんだ。フェラーリは引き続き、フェルナンドとフェリペのコンビで行くと思うよ」