レッドブルは、今年いっぱいでF1を引退するマーク・ウェバーの後任を選んでいるが、チーム内でいまだ意見が分かれているという。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、レッドブル育成ドライバーのダニエル・リカルド(トロロッソ)を昇格させたがっている。一方、チーム代表のクリスチャン・ホーナーと最高技術責任者のエイドリアン・ニューイは、キミ・ライコネン(ロータス)獲得を望んでいると言われている。
リカルドとライコネンが最終候補者として残っていることをレッドブルは認めたが、ライコネンのマネジャーはすでにレッドブルとの交渉は終わっていると明かしていた。よって、リカルドがレッドブルに昇格するということが決定しているとみられていた。
しかし、最終的な決定権を持つのは、チームオーナーのディートリッヒ・マテシッツだ。
『Bild(ビルト)』紙は、現在マテシッツは南太平洋でバカンス中だが、リカルドの昇格にゴーサインを出す準備をしていると伝えている。
一方で、レッドブルが2014年にライコネンのモトクロスチーム「アイスワン」のタイトルスポンサーになるというニュースがあり、年俸プラス成績に応じたボーナス、さらに「アイスワン」へのスポンサーがセットとみられている。