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メルセデスAMGの躍進に驚くシューマッハ

2013年08月02日(金)10:49 am

ミハエル・シューマッハが、昨年まで在籍していたメルセデスAMGが今年これほどまでに躍進を遂げるとは考えていなかったことを認めた。

2010年に現メルセデスAMGからF1に復帰したシューマッハだが、昨年限りで再び引退。現在、そのシートには昨年までマクラーレンに在籍していたルイス・ハミルトンが座っている。

偉大な戦績を誇るシューマッハの跡を継いだ形となったハミルトンだが、前戦F1ハンガリーGPでポール・トゥー・ウィンを果たし、メルセデスAMG移籍後初勝利を達成。一方でチームメートのニコ・ロズベルグはすでに今シーズン2勝をあげており、メルセデスAMGはここまでの10戦中3戦で優勝する活躍を見せている。

これに関し、シューマッハは『Eurosport(ユーロスポーツ)』へ次のように語った。

「昨シーズンの結果からすれば、今の彼らの位置は驚きだね」

「彼らのことをうれしく思うけれど、こういうことが起こるとは思ってもいなかったよ」

そのコメントは、不振に終わった3シーズンを後悔しているようにも聞こえるが、44歳となったシューマッハは再び引退したことを「本当に」満足していると主張した。

「このスポーツはたった20レースだけのものではないことを忘れてはいけないよ」

自身のF1キャリアにおいて通算91勝、タイトル獲得7回という記録を持つシューマッハはそう語ると、さらに次のように続けた。

「その3年の間にすごく多くのエネルギーを費やしたし、もう自分自身が望んでいたようなレベルで続けることはできなくなっていたんだ」

今年、シューマッハが単にテレビ中継を見るだけで楽しむことができているのは、ロズベルグの好調ぶりによって、シューマッハのメルセデスAMGでのキャリアが再評価されることになったのもその要因かもしれない。

「みんな、ロズベルグがどれだけいいドライバーなのか、少しよく理解できたんじゃないかな」

そう語ったシューマッハだが、勝てるクルマとなったメルセデスAMGの今季型車であるW04に乗っていないことを後悔はしていない、と次のように続けた。

「僕にとっては何度か優勝できるだけでは十分ではなかっただろう。F1タイトル獲得のために戦う、それが僕の目標だったからね」

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