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「目標はできる限り早いF1復帰」と小林可夢偉

2013年07月22日(月)8:37 am

小林可夢偉は、21日(日)に、モスクワにおいてフェラーリF60でデモンストレーション走行を行ったが、これは可夢偉にとって今シーズンここまでを総括するものだった。可夢偉は今回のイベントについて、『ferrari.com』に次のように語っている。

「今年はこれまでとは違った年になっています。まったくレースに出ないよりは、458GTでレースをすることにより、フェラーリとともに新たな冒険に取り組むことを選択しました。世界耐久選手権(WEC)では、まだ最高の状態に持ってゆくための領域が残されていますが、まだあと数レースが残されていますし、もしクルマを改善できれば、タイトルを持ち帰るチャンスもあります」

「個人的には、いい印象を与えられているはずだと思っています。フォーミュラカー以外のクルマでの初めてのシーズンですし、チームメートのトニ・ビランデルもとても強くて、これまで10年にわたってこうしたレースに参加しているドライバーですから」

だが、可夢偉の来シーズンに向けた目標は、あくまでもF1に復帰することだ。可夢偉は次のように続けた。

「現時点では、サーキットでの能力よりも、たくさん資金を持ち込めるかどうかによってドライバーを選択するチームがたくさんあります。この流れが変わることを期待しています。僕が目指しているのはできる限り早くF1に戻ることですし、そのために懸命に頑張っています。それまでの間、僕にできることはGTレースでフェラーリのために全力を尽くすことですし、今回のイベントやシミュレーターでのクルマの開発支援など、彼らが僕に望むことすべてに対応できるようにすることです」

また、可夢偉は今回訪れたモスクワの印象に関しても次のように語った。

「街には非常に感銘を受けました。僕は東京のような大きな街から来ていますが、モスクワのような歴史の重みといったものは感じられません。それに、F1に対する大きな情熱を持っていることが分かったのもうれしかったですね。みんな、本物のレースを観たいと強く望んでいますし、大きな情熱を持っていると言えます。来年、ロシアで初めてのグランプリが開催されることを本当に願っています」

【写真】小林可夢偉、モスクワでフェラーリF60のF1デモ走行(全30枚)

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