レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、引退するチームメート、マーク・ウェバーの後任に誰が選ばれても「関係ない」と話している。
ウェバーの後任候補としては、キミ・ライコネン(ロータス)が最有力と見られる。ライコネンとベッテルは、プライベートで一緒にバドミントンをするなど個人的に仲が良く、ベッテルもライコネンがチームメートでも構わないと話していた。
ドイツで行われたレッドブル主催のボックスカートレースにスーパーマリオのコスチュームで参加したベッテルは、ライコネンについて「彼のことはよく知っているし、相性もいいよ」と話した。
しかしレッドブルは、ライコネン以外にも姉妹チームのトロロッソのドライバー、ダニエル・リカルドとジャン-エリック・ベルニュの2人も候補に挙げている。
「(チームメートが)誰になっても、結局のところ関係ないよ」というベッテルの話を『SID通信』が伝えた。
「全員を倒そうとするなら、自分のチームにいてもほかのチームにいても関係ない」
3年連続でF1タイトルを獲得しているベッテルは、今シーズンもほぼ半ばで2位に対して34ポイント差でトップに立っており、4連覇も現実的になりつつある状況だ。
「ポイントは無視するようにしているんだ」とベッテルは語る。
「まだこれからたくさんレースがある。長い長い道のりだよ」
「攻めの姿勢を続ける努力をしている。レースで優勝していれば、誰よりもたくさんポイントを獲得することは天才じゃなくても分かる」
「だから、それをライバルより多くやれば、タイトル争いの見込みもよくなるんだ」
これまでF1キャリアで30勝を挙げているベッテルだが、次のハンガリーGP(28日決勝)では、まだ優勝したことがない。