財政危機に陥っているニュルブルクリンクの救済に立ち上がろうとしている者が、数人現れた。
まずは、F1の最高権威バーニー・エクレストンだ。すでにポール・リカールとイスタンブールの両コースを手中に収めているエクレストンは今週末、ニュルブルクリンクに救いの手を差し伸べようか「考えているところだ」と語った。
またドイツでは、ニュルブルクリンクを買い取ろうという動きがほかにもいくつか見られると報じられている。
『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』と『Bild(ビルト)』の両紙によると、そのひとりはレッドブルのチームオーナー、ディートリッヒ・マテシッツだという。マテシッツは以前にも、前A1リンク(元エステルライヒリンク)を買収、次に既存施設を取り壊し、レッドブルリンクへと生まれ変わらせた。
現在ニュルブルクリンクを管理運営しているヨルグ・リンダー、さらにはドイツの自動車クラブ、ADACの名も上がっている。
「入札は9月まで」と、『Bild(ビルト)』は伝えている。