個人的にサーキットを買収することでニュルブルクリンクにおけるF1開催を存続させる意向があることを、バーニー・エクレストンが明かした。
財政難から破産し、現在売りに出されてはいるものの、エクレストンが承認料を大幅に引き下げたことで、何とか2013年シーズンF1開催へとこぎつけたニュルブルクリンク。
ドイツGP(7日決勝)を前に、ドイツ紙『Die Welt(ディー・ヴェルト)』の取材においてニュルブルクリンクの将来について尋ねられたエクレストンは以下のように語っていた。「(サーキットを)購入する可能性は十分にある」
「少なくとも検討中だ」
「もしそうなれば、ドイツGPも安泰ということになる。もちろんホッケンハイムとの契約も考慮に入れる必要はあるがね」
そして「数か月以内に」決断を下すと述べたエクレストンは、「いずれにしろ」と前置きをしつつ「来年のドイツGPはホッケンハイムで開催だ。契約は結ばれており、それはきちんと守るつもりだ」と続けた。
またエクレストンは、現在F1アメリカGPの開催地であるオースティン(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)に「ロング・ビーチとニューヨーク(ニュージャージー)」の「2つの新レース」が加わることを望んでいるとも述べた。
なおタイやアゼルバイジャンの首都バクーでのF1開催も視野に入れているとエクレストンは付け加えている。