レッドブルのチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、2013年以降もマーク・ウェバーとの契約を検討しているとドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が伝えた。
今年8月で37歳になるウェバーはレッドブルに7年間在籍してきたが、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの関係悪化や、影響力が大きいと言われるレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの支持を失って、契約更新しないのではないかと見られていた。
レッドブルはウェバーに代えて、2007年のF1チャンピオンでベッテルと親しいキミ・ライコネン(ロータス)を獲得したり、姉妹チームのトロ・ロッソから若手をステップアップさせたりするのではないかという声も多い。
しかしウェバーは来年の契約について「ボールはかなり確実に自分のコートにある」と語り、マテシッツとの関係も変わらないと次のように話していた。
「自分が何を考えているのか、エネルギーがどういうレベルにあるのか、そしてまだこのレベルでやり続けるだけのやる気があるかは、常に彼の耳に入れ続けるよ」
『Auto Bild(アウト・ビルト)』に続いて、『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙もマテシッツがウェバーに対し個人的に契約延長をオファーしたと伝えている。
記事によると、ウェバーはこのオファーを8月までに検討するという。これまでもマルコとチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2014年のドライバーラインアップを考えるのは8月だと何度も口にしている。