ロータスのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、昨シーズンの「1周目の狂人」と言われたドライビングに逆戻りしつつあるとの指摘をパドックで数多く受け始めるようになったロメ・グロジャン(ロータス)を擁護した。
グロジャンは、前戦F1モナコGPにおいて4度もクラッシュを起こすという恐怖のドライビングを披露。レース中に他車に追突し、次戦F1カナダGP(6月9日決勝)で10グリッド降格のペナルティーを受けた。
しかし、ロータスのチーム代表ブーリエは、フランスの『RMC』に次のように話し、グロジャンを擁護した。
「大変な週末を1回送っただけで、2012年の亡霊が再びよみがえったなんて言うべきではない」
「彼は今シーズン、去年指摘されたことすべてを修正し、素晴らしいスタートを切った」
また、モナコGP後にグロジャンと細部におよぶ話し合いの場を持ったと打ち明けた。
「自信を回復させるために話し合った」とブーリエ。少し前にはロータスがグロジャンの代わりにGP2チャンピオンのダビデ・バルセッキを起用するのではないかとも言われていた。