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ウィリアムズとメルセデス、パートナーシップ契約を正式発表

2013年05月30日(木)22:34 pm

ウィリアムズと、F1エンジンサプライヤーであるメルセデス・ベンツは30日(木)、2014年から長期にわたるパートナーシップ契約を結んだと発表した。

この契約により、ウィリアムズは2014年より、イギリスのブリックスワースに拠点を構えるメルセデスAMG HPP(ハイ・パフォーマンス・パワートレイン)が製造したパワーユニット(内燃機関とエネルギー回収システムとがセットになったもの)の供給を受けることになる。トランスミッションに関しては、今後もウィリアムズが独自に製造を続ける。

今回の契約発表にあたり、ウィリアムズのフランク・ウィリアムズチーム代表を始めとする両社の関係者が以下のようなコメントを発表した。

フランク・ウィリアムズ(ウィリアムズ/チーム代表)
「2014年及びそれ以降のF1シーズンに向けてメルセデス・ベンツとの新しい協力関係が築かれたことを発表することができ、よろこんでいる。メルセデス・ベンツはF1で大きな成功を収めてきたエンジンサプライヤーであり、そのエンジンパッケージは極めて競争力の高いものとなると信じている。また、この機会を借り、2012年シーズンにパートナーシップ契約を締結して以来、たゆまぬ努力を払ってくれたルノーに対して感謝の意を表したい。この間、われわれは強固な関係を築き上げ、昨年のスペインGPでは再び優勝する力を与えてくれるなど、大きな結実を見せてくれた」

クレア・ウィリアムズ(ウィリアムズ/チーム副代表)
「ウィリアムズにとって、このパートナーシップの発表はワクワクするようなニュースです。今後長期的に成功してゆくための戦略を展開してゆくにあたり、適正なエンジン供給パートナーシップを結ぶことは、重要な節目となるものです。シーズンの早い段階でこの契約を締結できたこともうれしく思いますし、2014年仕様のレースカーを開発するのにあたってメルセデスAMG HPPとともに働けることを非常に楽しみにしています」

アンディ・コーウェル(メルセデスAMG HPP/マネジングディレクター)
「ウィリアムズF1チームとの新しいパートナーシップがスタートすることを発表でき、メルセデスAMG HPPの全員が非常に誇らしく思っている。ウィリアムズは、F1を象徴するチームのひとつであり、新たなレギュレーションのもとで成功を目指して共に働いてゆけることをとてもうれしく思っている。それに加え、来シーズンいっぱいでマクラーレンとの関係が終わりを告げることになったものの、今回の契約によって、2015年シーズンからは自らのワークスチームとともに、少なくとも2つのパートナーチームに対して安定的かつ長期的な供給を行うことができることはいっそうの喜びだ」

トト・ヴォルフ(メルセデスAMG/エグゼクティブディレクター)
「ウィリアムズの誇り高き伝統と、卓越した技術を追究する姿勢は、メルセデス・ベンツにとって、新たなパワートレインに関するレギュレーションのもとでの完ぺきな長期的パートナーだ。これは、HPPとウィリアムズ両者にとってウィン・ウィンの関係であり、これによってHPPが新たなレギュレーションのもとで少なくとも3チームに長期的に供給できることを保証すると同時に、技術的移行に関する興味深い新たな展望を開くことになるものだ」

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