モンテカルロ市街地コースで行われたF1第6戦モナコGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは予選6番手、フェリペ・マッサは予選に出走することができなかった。
【結果】F1第6戦モナコGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
■フェルナンド・アロンソ(フリー走行3回目4番手/予選6番手)
「残念ながら、今日は最善を尽くしてはみたものの、僕たちが望んだような展開にはならなかった。木曜日(23日)の2回のフリー走行のときほどの競争力がなかった。でも、この後退を気温が低かったせいにするわけにはいかないと思う。なぜならこのコンディションは誰にとっても同じだからね」
「今日はグリップが不足していたし、今朝はソフトタイヤにもだいぶてこずっていた。理由は単純なことだと思う。つまり、ほかのチームとは違って、僕たちがこのとても特別なサーキットにうまくクルマを合わせられていないということだ。僕たちはいつもレースのほうが強いけれど、ここではそううまくはいかないだろう。なぜなら、ここでの追い抜きはほとんど不可能だからね」
「ここは何が起こっても不思議ではないレースだし、スタートでは集団の後ろにつかえてしまうことのないようにかなり注意する必要がある。幸運なことに、メルセデスAMG勢が最前列にいるのは、タイトル争いの直接的なライバルたちとはそれほど大きく離されてはいないということだ。キミ(ライコネン/ロータス)は僕の横からのスタートだし、ベッテルも1列前にいるだけだからね。この2人を抜くことができるのを期待しているし、そうすればタイトル争いで差を広げられることを食い止められる」
「フェリペ(マッサ/チームメート)のことは気の毒に思う。チームは最善を尽くしたけれど、予選に間に合わせることができなかった。ここモナコでグリッド後方からスタートすれば、いっそうレースを難しいものにしてしまうことはよく分かっている。でも、彼がうまくやって、一緒に可能な限りのポイントを持ち帰ることができることを願っているよ」
■フェリペ・マッサ(フリー走行3回目16番手/予選不出走)
「予選に出ることができなくてがっかりだったし、本当に不満が募ったよ。午前中の最後のフリー走行では、路面がデコボコしたところでブレーキをかけたら、クルマが路面をこすってしまった。そしたら突然フロントの両輪がロックしてしまい、それからはもうどうすることもできなかった。ガードレールにぶつかった後は、バリアに突っ込んだ衝撃に襲われるのを待つしかなかったよ」
「幸いにも僕は大丈夫だ。ちょっとばかり筋肉痛があるけれどね。でもクルマは大きなダメージを受けてしまい、メカニックたちが予選に間に合わせようと修理してくれたけれど、それもムダだった。チームにとってはかなりの作業となったし、みんなが一生懸命頑張ってくれたことに対してお礼を言いたい。最後尾からスタートすることになったのは本当に残念だ。とりわけ、このサーキットは追い抜きが難しいからね。でも、もう今は楽観的に考えて明日のレースに集中するしかないね」
「何か僕たちに有利に働く違うやり方を考えなくてはならないし、そのために戦略やクルマのセットアップに何らかの変更を加える必要があるかどうかを分析するために、やるべきことがたくさんあるよ。いつもとは全然違う位置からのスタートになるのはわかっているけど、レースは長いし、何が起こるかわからないからね。どんなチャンスもうまく利用し、いつものように最大限に攻めてゆくよ」