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アリソンがフェラーリに復帰すれば歓迎するとアロンソ

2013年05月10日(金)13:32 pm

F1スペインGP(5月12日決勝)の舞台となるバルセロナのカタルーニャ・サーキットのパドックで9日(木)に大きな話題となったのが、ロータスのテクニカルディレクター、ジェームス・アリソンの件だった。

F1界において高い評価を受けている技術者のアリソンだが、すでにロータスを離脱し、「ガーデニング休暇(※)」に入ったとされている。そして、今後に関してはかつて在籍していたフェラーリに復帰するのではないかと大きくうわさされている。

アリソンは、かつてミハエル・シューマッハを擁して絶対的な強さを示していた時代のフェラーリ、そしてフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)がタイトルを連覇した2005年、2006年にはルノーで活躍していた。

アロンソは、9日(木)に「さらなる支援が受けられるようになるのはいつだって歓迎だよ」と語り、次のように続けた。

「僕たちは過去3年にわたってロータスのクルマ(の競争力)を見てきたし、彼(アリソン)がここ(F1)でトップレベルの人材であることはみんなが知っていることだ」

「彼の動向については様子を見よう」

また、9日(木)にもうひとつの話題となったのが、今回のアリソンのロータス離脱が、レッドブルへの移籍がうわさされているキミ・ライコネンのロータス離脱の引き金となるのではないかということだ。

だが、ライコネン本人はいつものように冷静に、次のように話している。

「僕に関しては、そのことで何も変わらないよ。でも、その影響が1週間で出るのか、あるいは1年後に出るのか、または影響はないのか、僕には本当にわからないね」

「もちろん、チームの人材はとどめておきたいものだ。でも、チームには大勢優れた人材がいるし、問題はないはずだよ」とライコネンは付け加えた。

※要職にある者が 離職する際、最新の機密情報が漏えいされることを防止する目的で、一定期間ほかのチームへ移籍することを禁止する契約が結ばれることが多い。こうした場合、離職後次のチームでの仕事を始めるまでの期間はどこにも所属せず、庭いじりをしながら過ごすことになるとの意味で、こうした期間のことを「ガーデニング休暇」と呼ぶ。

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