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井原慶子「まずは初戦を完走できて良かった」/WEC第2戦スパ

2013年05月08日(水)11:28 am

今季初レースとなったWEC(世界耐久選手権)第2戦スパ・フランコルシャンを完走した井原慶子(ガルフレーシング)が、「まずは初戦を完走できてよかった」とコメントし、「開発を進めて完走・表彰台を目指します」と今後の展望を語った。

昨年に引き続きガルフレーシングからWECへ参戦する井原。シルバーストンで行われた開幕戦は、チーム本拠地のある中東からのマシン輸送遅延という問題が発生し、欠場していた。そのため、ガルフレーシングにとってはスパが今シーズン初戦となった。

トラブルのため、予選を欠場したことから井原の乗るガルフレーシング28号車は最後尾スタート。しかし、スタートドライバーのファビアン・ジロワが次々にGTマシンを抜いていき、LMP2クラスでも4台を抜いてクラス7番手まで順位を上げたところで第2ドライバーのフレッド・ファティエンにバトンタッチした。

だが、ファティエンが走行中に冷却系のトラブルが発生。この修復のため、ピットに20分弱止まっていたことから、クラス10番手まで順位を下げた。その後、走行を再開したファティエンからバトンタッチした井原は快調に周回。井原はファティエンよりも約10秒速いペースで走っていたという。

今季初レースを終えた井原は、次のようなコメントを残した。

「まずは初戦を完走できて良かったです。昨年出ていたトラブルもチームスタッフのおかげでオフシーズンのうちに解消されていました。予選では新しく導入したシステムのトラブルや、決勝でも冷却系のトラブルが起こり残念でしたが、不具合がありながらもマシンをゴールに運ぶことができて良かったです」

「次戦ル・マン24時間レースに向けていくつものデータを今回とることができたので、さらに開発を進めて完走・表彰台を目指します。今後ともどうぞ応援よろしくお願いいたします」

今季の井原は、F1など4輪モータースポーツの統括団体FIA(国際自動車連盟)からウーマン・イン・モータースポーツとドライバー評議会の委員にも選出されている。そのためレース参戦に加えて、女性や子供を対象にした交通安全啓蒙(けいもう)活動や、ドライバーの立場からEV推進や安全面の向上、モータースポーツの普及活動など多様な活動を行っていく。

【公式】井原慶子オフィシャルfacebook
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【著書】崖っぷちの覚悟―年齢制限!?関係なし!
【日程・結果】2013年FIA WEC(世界耐久選手権)
【面談】井原慶子x笹原右京「世界へ挑戦する」崖っぷちの“面談”が実現

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