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アロンソ、ウェバー、ベッテルがメディアにあきれ顔

2013年04月20日(土)13:54 pm

21日(日)のF1バーレーンGP決勝レースに向けて各チームが作業に追われる中で、メディアが追いかけたのはマーク・ウェバー(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の“仲良しディナー写真”のニュースだった。

アロンソがツイッターにウェバーとの食事写真を投稿し、ウェバーが「リツイート(ほかのアカウントの投稿を自分のアカウントから再投稿すること)」した後にアロンソがこの写真を削除したことから、一部メディアが2人が共通のライバルであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)をバカにする目的で仕組んだことではないかと加熱した報道を行った。

当事者のひとりであるベッテルは、この写真を見ていないと話し、大騒ぎするメディアをからかうようにこう語っている。

「2人は裸にでもなっていたのかい? 僕たちだって食事はするよ。でも、その場にいなくて良かったよ」

一方、レッドブル離脱とF1引退、そしてポルシェへの移籍説が大きく報じられているウェバーは、メディアのこの反応を「異常」だと一蹴した。

「僕は13年前からフェルナンドと友人だ。ドライバーも社交活動くらいする。僕とジェンソン(バトン/マクラーレン)があの場で食事をしていてもおかしくないだろう?」

「僕たちにだって社会的生活ってものがあるさ!」

「もし、この話が目玉ニュースだっていうのなら、報道陣はちょっとまずいんじゃないかな」

そしてアロンソもまた、ジャーナリスト精神の過剰反応を指摘している。

「スペインには“泥棒の目には誰もが泥棒に見える”っていう言葉があるんだ」

「誰かが食事をしている写真を見たら、食事してるんだなって思うよ」

「でも、僕がツイッターに写真をあげたら、送られてくる返信がどれもベッテルがらみの内容だったんだ。陰謀説を唱えられたよ」

「僕とウェバーは13年来の知り合いで、マネジャーも同じ、というのが真実だよ。自転車の話をしていて、F1の話は出なかった」とアロンソは語っている。

当事者たちが真っ向から否定してもなお、「マルチ21」事件は尾を引いている。ドイツのモータースポーツ界トップのハンス・ヨアヒム・ストックは、ベッテルとの関係と、彼を擁護するのが難しくなってきていることを『SID』通信に明かした。

「ベッテルに勝てるチャンスが訪れれば、ウェバーはそうすると想像がつく」

「こういう争いは必要ない。チームメートは互いに挑戦しあうものであり、それは公平かつ友好的なものであるべきだ」

そして、陰謀説を否定したウェバーは、F1公式サイトに対してF1引退説も否定した。

「来年僕が何をしているか知りたければ、チームの誰にでも聞けばいいよ。誰も知らないからね!」

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