キミ・ライコネン(ロータス)は、レッドブルへの移籍も2014年の選択肢の1つであると示唆している。
レッドブルのマーク・ウェバーは、この数年間、1年契約を結んでおり、今シーズンでチームを去るのではないかという見方が多い。ライコネンは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とF1ドライバーの中で最も親しいため、ウェバーの後任になるのではないかとうわさされている。
「来シーズンの契約に同意したといううわさばかりだ」とライコネンは『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に不満をこぼしている。
「まず、ロータスでベストを尽くす。将来を考えるのはそれからだ」
「もちろん、レッドブルが言ったことは光栄だ。でも、紙に(契約の署名は)何もないのに、どうしてこんなにうわさが出てくるんだろうね」
うわさの背景にあるのは、レッドブルがライコネンへの興味を明らかにしていることと、ライコネンのレッドブル移籍が理にかなうということだ。
ライコネンはベッテルといい関係で仕事ができるだろう。また、2年間F1を離れる前までマクラーレンやフェラーリといったトップチームで走ってきたライコネンにとって、3年連続チャンピオンのレッドブルは移籍先として最高の選択肢だ。
「将来については、はっきりしている」とライコネンは語り次のように続けた。「いいチームで仕事がしたいし、いいクルマに乗りたい」
「レッドブルはいいチームだ。ワールドチャンピオンだし、この数年すべてを勝ち取ってきた」
「そもそも、トップチームは多くない。ロータスは、まだフェラーリやマクラーレン、レッドブルには届かない」
ロータスからの移籍に反論する意見としては、ライコネンがF1をそれほど真剣に捉えておらず、F1に復帰したのもお金が目的だというものだ。
「お金だけが目的でここにいると本当に思っているのかい?」とライコネンは反論している。「暇があれば楽しいことはいろいろあるよ。こんなくだらない話を聞くよりね」
「それに一文無しってわけじゃない」