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F1第3戦中国GPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年04月12日(金)12:57 pm

2013年F1第3戦中国GPが4月12日(金)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で開幕。現地時間10時(日本時間11時)からフリー走行1回目が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップになった。

【結果】F1第3戦中国GPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温18℃。路面温度は26℃。このサーキットには長いストレートから、高速コーナーから低速コーナーまでさまざまな要素があり、全体的にバランスのとれたクルマにセットアップすることが重要となる。

また、使用されるタイヤコンパウンドはハード側がミディアム(白)、ソフト側がソフト(黄)という今シーズン初めての組み合わせとなるため、タイヤとのマッチングも含め、今日と明日にかけてのフリー走行でどこまでこのサーキットに合ったセットアップを煮詰められるかが各チームの課題となる。

セッション開始と同時に、各車がクルマの各パーツの動作状況などをチェックするためのインストレーションラップに出てゆく。ケーターハムでは、このフリー走行1回目ではシャルル・ピックに代えて中国人ドライバーのマ・チンホワにステアリングを委ねている。

アレルギー症状を発症したことで11日(木)の公式活動をすべてキャンセルしたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も最後にコースに出てきた。インストレーションを終えた各車はいったんピットに戻ってセットアップに取り掛かり、サーキットにはしばしの静寂が訪れる。

開始30分。ザウバーの新人ドライバー、エステバン・グティエレスがこの日最初の計測ラップを行う。タイムは1分43秒097。毎年のことではあるが、路面はこの段階ではかなりほこりっぽく、荒れた状態のようだ。

直後にジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップチーム勢の先陣を切ってタイムアタックを始めたのに続き、少しずつ各車がコース上に姿を現し始めた。バトンは7周を行い、この段階でのトップタイムとなる1分38秒262を記録してピットへ戻る。セッションの折り返し点となる45分を経過したころから、ほかの上位チーム勢も少しずつコースへと顔を出し始めた。

開始50分を過ぎたところで、昨年の中国GPの覇者であるニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分37秒872をマークしてトップに立つ。その直後にマーク・ウェバー(レッドブル)がいったんロズベルグのタイムを上回るが、ロズベルグもすぐに1分36秒904までタイムを伸ばしてゆく。2番手にはハミルトンがつけ、今回もメルセデスAMG勢がなかなかの好調ぶりを示している。

開始60分経過時点でのトップ5は、トップにロズベルグ、2番手にハミルトンのメルセデスAMG勢、3番手と4番手にマーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテルのレッドブル勢、5番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)という顔ぶれだ。

ロズベルグはこの時点で唯一の36秒台となる1分36秒717までタイムを伸ばし、チームメートにコンマ5秒近い差をつけている。昨年の予選でも当時マクラーレンだった2番手のハミルトンにコンマ5秒以上の差をつけてポールポジションを獲得したロズベルグだが、本当にこのコースを得意としているようだ。

セッションの残り時間が20分ほどとなった時点で、ほとんどのチームは燃料を多めに積んで一度に多くの周回をこなすロングラン・プログラムに切り替えており、順位表はしばらく落ち着きをみせている。このセッションでは全員が硬めのミディアムタイヤでの走行を繰り返しているが、荒れた路面でタイヤの摩耗はここでも著しいようだ。

結局セッションはこのまま終了を迎えたが、セルジオ・ペレス(マクラーレン)はチェッカーフラッグが振られた後でコースアウトし、クルマをウォールにヒットさせて止まってしまうというハプニングも起きている。

トップ5は変わらず、以下6番手にバトン、7番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8番手にエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ロメ・グロジャン(ロータス)、10番手にポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)と続き、トップ10を形成している。

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