アロンソ「F1マレーシアGPも表彰台が目標」
フェラーリのフェルナンド・アロンソが、セパン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第2戦マレーシアGP（3月24日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：昨シーズン、F2012（フェラーリの2012年型車）でここマレーシアGPを勝ったなんて信じがたいです。去年は開幕前テストの段階で大きく後れを取っていましたからね。あの結果には驚きました。今年のマレーシアはディフェンディングチャンピオンとして臨むわけですが、今季は先週末に行われた開幕戦F1オーストラリアGPで手堅く2位となり、調子は良さそうですね。
アロンソ：去年の今ごろは、予選でQ3にすら進出できず、目指していた状態からほど遠かった。比較にならないと思う。その点で、今年は少し改善されているし、クルマにも少なからず競争力がある。オーストラリアではすべてがうまく行き、今シーズンのフェラーリは期待が持てることを示せた。ただ、オーストラリアのサーキットが特殊であることも事実。だから、今週末にもう少しクルマのパフォーマンスを確かめるつもりでいるんだ。
アロンソ：冬季テストで手応えを感じ、オーストラリアでも良い結果を出せたから、今週末が僕たちにとって本当のテストになる。問題とは無縁の週末を過ごしたいし、今回も表彰台に上がることが目標さ。もし達成できたら、最高だね。
Q：メルボルン（開幕戦オーストラリアGP）では、大方の予想に反してロータス（キミ・ライコネン）が優勝しました。しかし、あなたはライコネンが勝つべくして勝ったとお考えのようですね。
アロンソ：ロータスのペースはとても良かったけど、僕たちに実現できない速さではなかったし、手が届かなかったわけではない。彼らは前をふさがれることなく非常にクリーンなレースを走った。だから僕たちはもっと彼らに近づき、戦えると思う。
Q：では、レッドブルはどうですか？ 予選では1列目を独占しましたが、決勝では3位に終わりました。
アロンソ：繰り返しになっちゃうけど、今回のレースはさまざまな点でとても興味深いものになる。僕たちにとっては、クルマの競争力を確認する場になるし、ほかのチームにとっても同じことが言えるかもしれない。レッドブルは予選と決勝のペースに大きな違いがあった。彼らにとっても、マレーシアは現状を確認するためにとても重要な週末になると思う。でも、それは僕たちには関係ないこと。まずは自分たちがベストを尽くすことに集中する。ほかのチームを気にするのはその後さ。
Q：赤道近くのレースになりますが、気候はドライバーにどのような影響を及ぼしますか？
アロンソ：気温が高くても湿度が高くても、あまり関係ないよ。僕たちドライバーはクルマの中にいるから、暑すぎると感じることはない。26度のメルボルンだろうと、32度のセパンだろうと、時速300キロで走りながらコックピットで風を受けるのは悪いもんじゃない。あんまり暑さを感じないからね。実際、ガレージにいるときのほうがクルマの熱でもっと大変だよ。
