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マッサ、完全復調

2013年03月18日(月)10:54 am

2008年にルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)と激しいタイトル争いを演じ、翌2009年はF1ハンガリーGP予選中の事故で危うく命を落としかけたフェリペ・マッサ(フェラーリ)。怪我から復帰後は、優勝争いにからめず、表彰台にも立てなかった。

ようやく昨年後半に上り調子となり、なんとか今季のシートを確保したが、F1関係者の多くは、2013年がマッサにとってフェラーリのF1マシンを運転するのは最後のシーズンと予想している。

そして今季、マッサの出だしは上々だ。パドックで肩を落としていた去年までの様子はみじんも感じられない。メルボルンのパドックで母国ブラジルのTV局『Globo(グローボ)』のインタビューを受けたマッサは、次のように語った。「ハッピーだよ。最高に興奮している」

それどころか、速いのだ。マッサのチームメートにして不動のナンバー1ドライバー、フェルナンド・アロンソは、スペイン『Antena 3(アンテナ3)』とのインタビューでこう話していた。「フェリペとの競争は楽しいよ」

「以前は予選で17対2ぐらいだったのが、今じゃどうだい。0対1で僕が負けている」とアロンソはコメントした。

確かに昨年の予選はアロンソの圧勝だった。それが、まだ序盤戦とはいえ、2013年はマッサがアロンソと対等に勝負できるドライバーに変身したのだ。

「そのとおり。去年の今ごろのフェリペ・マッサとは別人と思ってくれ」と、マッサは語った。

フィンランドの後輩バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)を応援しようとメルボルンに駆けつけた2度の世界チャンピオン、ミカ・ハッキネンも、次のように語っている。「マッサにとっていいシーズンになるよう願っているよ」

「振り返ると、今まで彼にとっては辛かったと思う。チームメート(アロンソ)があれだけの強者だからね」

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