2013年F1開幕戦オーストラリアGPに優勝したキミ・ライコネン(ロータス)がインタビューに答えた。
【結果】F1開幕戦オーストラリアGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
Q:すばらしい形でのシーズンスタートですね。今の心境は?
ライコネン:チームとしてもうれしいし、僕自身もうれしいよ。僕たちは予選がうまくいかなくて、もう少し上位を狙えるはずだった。でも、スタートでいくつか順位を上げ、ルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)といいバトルができたんだ。最終的には彼を抜けた。その後はかなりシンプルだったよ。これまでの中で一番楽な優勝だったんじゃないかな。
Q:レースを通じてペースがよかったように思います。コックピットの中ではどう感じていましたか?
ライコネン:バルセロナ(冬季テスト)でクルマには満足していたけど、もっと速さを引き出せると分かっていた。今週末にそれを証明できたね。トラブルがあって冬のテストで僕はあまり走り込めなかったから、まともなロングラン(一度に多くの周回を走ること)をやったのは金曜(15日)が初めてだったけど、すぐにいい感触を得た。
ライコネン:週末の間ずっとクルマは速く、トラブルもなかったから、いろいろなことを試したり、セットアップしたりすることに集中できた。ここでのクルマのパフォーマンスには、とても満足している。攻めたいときに攻められた感じで、スピードを上げるのも難しくなったことはなかった。
Q:誰よりもタイヤを長持ちさせていましたね。タイヤをもたせるのは、どれほど難しいことでしたか?
ライコネン:フリー走行後、タイヤは問題ないという感触を得ていたんだ。すぐに100%の状態ではなくて、いくつか変更したものがうまくいったんだけどね。レースでタイヤがどうなるのか分からなかったし、ほかのチームがどうタイヤを使うのかも分からなかったから、変更がうまくいったのは前向きなことだった。
ライコネン:チームの戦略も完ぺきだったんだ。フォース・インディアを除いて、ほかのチームには同じことができなかったんじゃないかな。
Q:1レースを戦って1勝です。今シーズンに向けていい兆候ですか?
ライコネン:開幕戦で勝つこと以上にいいシーズンスタートなんてない。もちろん、ランキング上位で戦いたいと思っているよ。でも、まだ先は長いし、懸命に攻め続ける必要がある。全チームの勢力図が分かるには、2、3レースかかると思うよ。次のレースでは、もう少し予選をうまく戦って、同じようなパフォーマンスを見せられるとうれしいね。