バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は、ウィリアムズの2013年仕様車発表が遅れることを心配していないと語った。
2月5日(火)からスペインのヘレス・サーキットで行われる開幕前最初のF1テストまでにほとんどのチームが2013年の新車発表を終えるが、ウィリアムズだけは独自のスケジュールで行うようだ。ウィリアムズは、ルノーエンジンを搭載した2013年型車FW35のお披露目を2月19日(火)から始まる2回目のテストで行うことを発表した。
ボッタスは、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に「僕たちは、最初のテストで昨シーズンのクルマを使うための準備をずっと行ってきた」と述べた。
「新しいクルマのために、たくさんのパーツを試す予定だよ。でも一番の目的は、もちろん今年のピレリタイヤの感触をつかむことさ」と加えた。
「今年のタイヤは去年(のタイヤ)と違うし、テストでしか実際の挙動は確かめられないからね」
また、今シーズンF1デビューを果たすボッタスのレースエンジニアを、ウィリアムズの元データエンジニアのジョナサン・エドルスが務めることも明らかにされた。エドルスがレースエンジニアを務めるのは今回が初めてである。
ボッタスは、エルドスについてフィンランドのTV局『MTV3』に次のように話した。
「彼は非常に賢く、若い。昨シーズン、僕が金曜日のフリー走行1回目を何回か担当したとき、一緒に作業を行ったんだ」
なお、ボッタスには32歳のフィンランド人十種競技選手、ヤーッコ・オヤニエミが新しいトレーナーとしてつくことになった。
また、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、ルイス・ハミルトンがメルセデスAMGへ移籍する際、マクラーレン時代のフィンランド人トレーナー、アンティ・ヴィエルラを一緒に連れて行きたがっていたと報じた。ヴィエルラは今シーズンも引き続きマクラーレンでハミルトンの後任ドライバーに決まったセルジオ・ペレスのトレーナーを担当する。