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マッサ、フェラーリが「アロンソ色」に染まっても心配無用

2013年01月21日(月)8:17 am

フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、チームメートのフェルナンド・アロンソの影響力がフェラーリ内で日増しに強まっていることを特に心配していないと述べた。

2012年F1シーズン序盤に絶不調に陥っていたマッサは、フェラーリが自分の後任ドライバー探しをしていたとき、フェラーリを離れF1から引退することも考えていたと打ち明けた。

最終的にマッサは復調し、2013年もフェラーリに残留することになったが、フェラーリはアロンソのために競争力のある「ナンバー2」ドライバーを欲しがっているとの声も聞かれる。

先日、フェラーリ内でアロンソの影響力が高まっていることをうかがわせる出来事が起こった。フェラーリがアロンソと同郷のスペイン人で2007年のマクラーレン時代にアロンソと同僚だったペロド・デ・ラ・ロサと開発ドライバー契約を結んだのだ。

しかし、マッサはその指摘を軽く受け流している。

『Marca(マルカ)』に対し、「確かにチーム内に3人のスペイン人ドライバーがいるけど、デ・ラ・ロサはシミュレーターを開発するためにやって来る」と話した。

アロンソとデ・ラ・ロサ以外の3人目のスペイン人ドライバーは、テストドライバーのマルク・ジェネのことである。

「マスコミはこういったことを書き立てたがるけど、チーム内に3人のスペイン人ドライバーがいることにフェルナンドは関係していないと思う」とマッサは加えた。

マッサは、チーム内のアロンソ色が強まることで、自分のチャンスが無くなることを心配していないと語った。

「どちらか一人のドライバーを勝たせたいがゆえに、チームがもう一人のドライバーに協力をしないなんて僕には想像できない」

「クルマは2台あるわけで、(チームで争う)コンストラクターズ選手権のためにも重要だからね」と加えた。

現に、マッサが2013年シーズンにアロンソよりも良いパフォーマンスを見せた場合、アロンソからサポートを受けるのは当然と考えている。

「彼(アロンソ)が僕をサポートしない理由は見当たらない。僕はこれまでずっとそうしてきたんだから」

一方のアロンソは、デ・ラ・ロサの加入を歓迎したが、それほど重要視はしていないようだ。

「ペドロ(デ・ラ・ロサ)の加入はとても明るいニュースだよ。彼には改善が必要なシミュレーターの開発を担当してもらうことになる」

「でも、クルマのパフォーマンス改善のために、ペドロより強力な布陣も加わったんだ。長期的にチームを助けてくれる人たちがね」とアロンソは加えた。

アロンソが触れているのはまぎれもなく、2013年からフェラーリに加わった空力のスペシャリスト、ロイック・ビゴワとマーティン・ベスターのふたりである。

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