フェラーリのフェルナンド・アロンソが、今年のフェラーリは2012年F1シーズンのような開幕から後れを取ることはないと自信を持っていると話した。
アロンソはスペインのマドンナ・ディ・カンピリオで行われた恒例のフェラーリ主催イベント会場で、記者たちに対し、「レギュレーションが昨年と似たものだということを考えれば、さまざまな面で僕たちが改善をしてきたことは疑う余地がない」と語り、次のように付け加えた。
「2012年にはクルマに問題を抱えていた。でも、今年は2.5秒も離されてしまうなんて心配をする必要はないよ」
2013年F1シーズンにおけるライバルに関して、アロンソは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルの業績は認めつつも、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のほうが速いと思うと語っている。
『AS』紙には、次のようなアロンソのコメントが掲載された。
「誰が直接的なライバルになるかは分からないよ。幸運にも恵まれ、そのほかの要因も味方につけた、速いクルマをもつ強いチームになるだろうからね」
「もし、誰がいちばん手ごわいドライバーかと聞かれたら、それはハミルトンだね。政治的なものとか、心理的な駆け引きとかじゃなくて、僕の個人的な意見だけど」
「ベッテルが強くないって言っているわけじゃないんだ。彼のクルマがかなり速いものだったことは事実だけど、それでも2011年のパフォーマンスは素晴らしかった」
だが、アロンソは、かつて2007年にマクラーレンでチームメートの関係にあり、今季メルセデスAMGに移籍したハミルトンのほうが、ベッテルよりも強いと思うと繰り返した。
「きっと彼(ハミルトン)は今年優勝できるよ。これまで毎年、たとえどんなクルマであっても優勝してみせたスーパードライバーだからね」
「ハミルトンが加入したことでメルセデスは強くなるだろうし、今年はきっと何レースかで優勝するよ」