2013年シーズンに速さを取り戻すため、メルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダはチームスタッフのクリスマス休暇の予定を少しばかり変更することを検討中だ。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙によると、ラウダは現在の職に就いて以来、たびたび予告なしにチーム本拠地を訪れることがあるといる。
報道によれば、ラウダは「ファクトリーの各部門間におけるコミュニケーションを大いに改善する必要がある」との結論に至った。
『Bild(ビルト)』はまた、ラウダが450人におよぶメルセデスAMGスタッフの多くが完全オフとなる12月と1月の休暇プランを調査中であると伝えた。
「長いシーズンが終わったばかりなので理解できるが、新しいクルマのアイデアが必要な時期でもある」と『Bild(ビルト)』は指摘する。
ラウダは『Welt am Sonntag(ヴェルト・アム・ ゾンターク)』紙へ次のように話した。
「私はよくイギリスを訪れる。今はさまざまな分析を行っている最中だ」
「興味深いことに、(ドライバーの)ミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグは2012年シーズン開幕当初、常にトップ5に入っていた。そして、上海(第3戦F1中国GP)では見事優勝した」
「すべてが順調だったのに、ある時突然すべてが後退し始めたんだ。このようなことが二度と起こらないように、ロス・ブラウン(メルセデスAMGチーム代表)と万全を喫しなければならない」
ラウダはまた、クリスマスが静かに物思いにふける期間にはならないだろうと覚悟を決めている。
「ほかのみんなが休暇を楽しんでいるとき、私はその時間を使って全力を尽くすつもりだ。再びメルセデスAMGをトップチームにするためにね。チームの現状を見れば当然のことだよ」