F1の最高権威者として君臨してきたバーニー・エクレストンの現在の地位も、その終わりを告げる日が近づいてきている。
こう報じたのはドイツの『Suddeutsche Zeitung(ズードイチュ・ツァイトゥング)』紙と『SID通信』だ。
『SID通信』は、「F1はすぐに新たな指導者を迎えることになるだろう」と伝えている。
また、『Suddeutsche Zeitung(ズードイチュ・ツァイトゥング)』紙は、ミュンヘンの検察当局が、元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーの収賄スキャンダルに関する汚職容疑でエクレストンを起訴した場合を想定して、エクレストンの後任候補者に関する「詳細な準備」が進められていると報じている。
その記事によれば、F1グループの筆頭株主である投資会社CVC(キャピタル・パートナーズ)が所有するF1の持ち株会社デルタ・トプコが、もしもエクレストンが「予想通り」に今後数週間のうちに起訴されることになれば、エクレストンを降格させ、暫定的な最高経営責任者を置くことを検討中だという。