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ライコネン「もっと勝てるよ。約束する」

2012年11月11日(日)11:51 am

ロータスのキミ・ライコネンが、テキサス州オースティンに新しく完成したサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるF1アメリカGP(11月18日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:まず、アブダビGP(第18戦)で優勝したあとの思いをお願いします。

ライコネン:ついにやった! しばらくかかったけれど、やったんだ。チームの努力すべてがうまくいって、自分たちがずっと分かっていたことを見せることができた。先頭争いができるクルマがあるということ、それだけじゃなく、優勝もできるということをね。

Q:ようやく優勝できたのはどうしてだと思いますか?

ライコネン:僕たちはあきらめなかった。クルマの新しい開発パーツが、すぐに狙い通りの働きをしなくて苦労した時期があった。新パーツをフリー走行でテストしなければならないのは、開発を進める上ですごく大変なんだ。でも、僕たちは努力し続けた。韓国(第16戦)とインド(第17戦)のフリー走行でやっていた排気周りの開発を続けて、アブダビではレースウィーク中ずっと、いけそうなペースだった。僕は週末ずっとトップ10以内だった。それが頭にあったから、予選がうまくいきさえすれば、強さを発揮できそうだといういい感触をもっていたと思う。予選は、今シーズンずっと大きな課題だった。でも今回は、うまくやることができた。

Q:これで「優勝はいつか」という質問に答えたことになって、うれしいのでは?

ライコネン:人がどう思うかは気にしたことがない。もし次のレースで完走しなかったら、そのレースと同じようにダメなドライバーだと思われる。自分のことをやるだけだ。自分のしていることに満足できて、それがチームにとっても最高なら、それでいい。だから、人が自分のことをレースの3時間前と今とで違った見方をするようになっていても、そんなことは気にしないよ。

Q:サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレースをどのくらい楽しみにしていますか?

ライコネン:僕にとって初めてのサーキットは今年3つ目になる。何より、全チーム、全ドライバーにとってもまったく新しい場所だ。韓国とインドも初めてだったけれど、テレビで以前のレースを見ていたからね。オースティンについては何も知らない。知っているのは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズという名前だけだ。新しい場所に行くのはいつも好きなんだ。少しよけいにワクワクするからね。今回のレースは特に楽しみにしている。アメリカの雰囲気は好きだ。とにかくリラックスできる環境だよ。アメリカ人は楽しみ方を知っているし、何よりもレースを愛しているからね。

Q:アメリカでレースした以前の経験はどんなものでしたか?

ライコネン:インディアナポリスで7回F1グランプリを戦ったことがある。残念ながら、すごく強いクルマだという感触があった1回というのが、2005年のことだったんだ。たった6台しか走らなくて、僕はその1台じゃなかった。2003年にポール・ポジションを取ったけれど、よく覚えているレースはひとつもないよ。去年はNASCARに挑戦した。シャーロットのオーバルで2回レースしたけれど、本当にものすごく気に入ったよ。たぶんあれが、またレースに目覚めるのに必要な経験だったんだ。そのあと、本当にF1に戻ってきたくなった。と同時に、もっとNASCARをやるというのもそそられる考えではあったけれどね。アメリカのNASCARファンの熱狂ぶりを見ているから、同じようにF1も、テキサスでレースを楽しもうという熱意をかき立てるようなものになるといいね。

Q:アブダビでは、ピットウォールからの無線に対して、ちょっとしたコメントをしていましたね。オースティンでも、そういうことがあると期待していいでしょうか?

ライコネン:そうだね。テレビで僕たちの無線のやりとりがいくつか放送されたらしいけれど、ああいうのを聞けば、僕がどれほど集中して、自分の仕事をやって優勝したいと思っているかが分かると思う。知る必要があるのは、後ろのドライバーとのタイム差だけだ。たぶん、クルマから僕が言ったほかのメッセージも、YouTubeを検索すれば出てくると思うよ。短かったNASCAR時代のものさえあるかもしれない。

Q:優勝は、2013年のチーム残留が確定した直後でした。いいお墨付きになりましたね。

ライコネン:いいやり方で、全員が正しい選択をしたことを証明できたね。シーズン中ずっと、僕たちの強さを示してきたけれど、アブダビでは勝てることを示せた。もっと勝てるよ。約束する。

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