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フェラーリ、予選改善のためDRS改良を目指す

2012年11月02日(金)12:34 pm

2012年シーズンも残り3戦となり、ドライバーズチャンピオン争いはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の一騎打ちの様相だ。ここ数戦で強さを取り戻したベッテルに暫定首位の座を奪われたアロンソを助けるべく、フェラーリが予選改善に向けて動き出した。

レースではレッドブルに匹敵する強さをもつフェラーリの2012年型、F2012の弱点は予選である、とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じている。

「問題は、クルマのリアウイングにある。F2012のDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)は作動しても、ろくな加速を生み出さない」

また、イタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』は「いつも3列目や4列目からレースをスタートしていては、不可能とまではならなくとも、すべてが難しくなってしまう」というフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリの発言を伝えている。

「たった5周で10秒も引き離されてしまったら、どうやって差を縮めればいいのだ」とドメニカリは付け加えている。

分析によると、ベッテルがDRSによって時速10キロ近くを稼ぎ出すのに対し、アロンソがDRSから得られる加速は時速4キロにも満たない。

しかし、フェラーリがDRSを改良し、レッドブルのような“ダブルDRS”を導入するには時間が足りない。

それでも、フェラーリはまだアロンソのタイトル奪取をあきらめていない。チームの技術部門をまとめるパット・フライの闘志に満ちた言葉を『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えている。「アブダビからブラジルまで、を改良したクルマで戦うために、くるったように働いているよ」

「前列からレースをスタートできれば、レッドブルにプレッシャーをかけられる。これまでフェラーリは、セバスチャンに簡単に置いていかれてきたのだから」

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