レッドブルのモータースポーツアドバイザーであり、ドライバー育成責任者も務めるヘルムート・マルコが、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が今後別チームに移籍するのではないかとの根強いうわさがあることに対し、決定的とも思える反撃を行った。
F1関係者の中には、ベッテルが2014年にはレッドブルからフェラーリに移籍するため、すでに何らかの合意文書にサインを行ったと考えている者もいる。
最近、ドイツのメディアが、2010年と2011年に最年少のF1連続チャンピオンとなったベッテルが、レッドブルとの間に2014年までの契約があるものの、そこにはチームからの離脱を可能とする何らかの条項が含まれているはずだと報じたことで、こうした憶測がいっそう大きくささやかれるようになっていた。
だが、マルコは25日(木)に『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し、次のようにコメントしている。
「フェラーリやほかのみんなのご期待にはそえないね」
「セバスチャン(ベッテル)は、2014年までわれわれとの間で鉄壁の契約を結んでいるんだ。これまでも、そして現時点においても、チームを離脱できるようなオプション契約などは何も含まれていないよ」