フォルクスワーゲン、サンパウロ国際モーターショーで「Taigun」を発表

2012年10月23日(火)17:31 pm

10月24日(水)から一般公開が開始されるサンパウロ国際モーターショー2012において、フォルクスワーゲンの新コンパクトSUVである「Taigun」のコンセプトモデルが公開される。

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この「Taigun」は、フォルクスワーゲンが推進している「ニュー・スモール・ファミリー」の流れをくむもので、外観はフォルクスワーゲンのデザインDNAを受け継いだものとなっている。しかし、全長3,859mm、全幅1,728mm、全高1,570mmという非常にコンパクトなサイズにまとめられながらも、ホイールベースは2,470mmを確保したことにより、ショートオーバーハングの独特かつ魅力的なスタイリングを実現している。足元には17インチアロイホイールとともに205/50/R17タイヤが装着され、高トルクエンジンと余裕のある最低地上高によってオフロードも快適に走行することが可能となるほか、ESC(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)により、より安全な走行がサポートされる。

搭載される新型の1.0リッター3気筒TSIエンジンは、燃料直噴システムとターボが組み合わされることで、最高出力は110PS(81kW)を発生する。また、1500回転という低回転域で最大トルク17.8kgm(175Nm)を発生することにより、市街地走行においてもダイナミックな走りを可能とするとともに、985kgという軽量性を実現したことにより、最高速度は186km/hに達し、0-100km/hは9.2秒で到達するという。

今回展示されるコンセプトカーには「シーサイド・ブルー」と名付けられた塗装が施されており、より洗練されたイメージを醸し出すとともに、精悍(せいかん)なイメージを与えている。従来モデルであるティグアンやトゥアレグと同じように、ボンネットの両サイドに特徴的な切れ込みを持つデザインが施されているが、Taigunはそれがさらに強調され、ボリューム感をいっそう引き出す特徴的なスタイリングを実現している。また、LEDスポットライトが組み込まれたルーフレールが装備されるなど、ドライビングを楽しむ工夫が随所に施されている。

インテリアにも、最新のスマートフォンやタブレットPCにも似た都会的なデザインが取り入れられるなど、斬新な試みが行われている。また、コンパクトにまとめられながらも、テールゲートには280リットルのラゲッジスペースが確保されており、可倒式のリヤシートを倒せば、最大987リットルまで容量拡大が可能となる。

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