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グロジャン、インドは未知のコース

2012年10月22日(月)8:49 am

ロータスのロメ・グロジャンが、自身にとって初めてのインドGP(10月28日決勝)に向けた意気込みを語った。

Q:ブッダ・インターナショナル・サーキットに行くのは2回目ですが、まだ実際にF1のクルマを走らせたことはありませんよね。トラックについてどう思いますか?

ロメ・グロジャン(以下、グロジャン):去年、チームと共にこのサーキットにいたんだ。当時はサードドライバーだったからね。インドのように、新しい場所でF1レースが開催されるのはとても興味深い。トラックは、巨大な複合施設を建設中のエリアの中心に位置していて、とても印象的なサーキットさ。コースのレイアウトも、低速コーナーと高速セクションが数か所あって、おもしろそうだね。走っていて楽しいトラックであること間違いなしさ。未知のコースで秘密をひとつ一つ理解して、僕のコース集に追加するのが待ち遠しいよ。

Q:あなたはあっという間にサーキットの特徴をつかんでしまうようですね。どのようにしているのですか?

グロジャン:今シーズン、初めて走るトラックがたくさんあった。たいてい僕はコースの特徴をすぐにつかめるからラッキーだと思う。インドでもうまくいくといいね。そうすれば、予選と決勝に向けたセットアップ作業の時間を早めにとれるからね。

グロジャン:いまチームが手にしているすべてのデータから、コーナーで何をすべきかより明確になっている。アプローチ時のブレーキ圧や、立ち上がり時のスロットルの加減、コーナーの中間地点を通過する時のスピードなど、これらすべてを前もってエンジニアと決められる。例えば、ブレーキ圧を80バールきっかりにしたり、スロットルの開度を80パーセントしたりなんていうことが前もってわかっていれば、ある意味運転しやすいからね。これらの情報と共にコースへ出れば、クルマがどのようなパフォーマンスを見せるかわかる。攻めの走りをすればもちろん限界もわかるしね。コーナーでも中には必ずひとつやふたつ難度の高いものが存在するけれど、トラックの大半はたいてい楽勝だよ。

Q:テレメトリーのデータやフィードバックをより速いラップタイムに反映させるのは難しいですか?

グロジャン:自分のエンジニアと作業する経験を積んでいれば、問題ないよ。例えば、時速2キロ速くとか、どこのコーナーで(スロットルの)開度をほんのわずか下げると言われても、具体的にどのようにすればいいかわかる。そこから先は、もう感覚の問題だよね。どこでもう少しスピードを上げなければいかないか、感じ取らないといけない。

Q:韓国GP(第16戦/10月14日実施)で多くの人があなたの走りに目を光らせていました。また、トラック上でも何度かプレッシャー下にあったと思います。どうでしたか?

グロジャン:もちろんスタートは緊張したよ。かなりのプレッシャーがあったからね。僕自身も、そしてチームもいくつかの事がらについて理解するために、たくさんのことを行った。そうしたら効果をしっかり出せた。

グロジャン:簡単なスタートではなかった。ターン3で僕の後ろで接触があった。僕はトラブル回避のアクションをとったよ。でもその後は簡単なレースで、自分の走りができた。今シーズンはしばしば、自分自身が最大の敵だった。でも今、そういったことはすべて忘れてまい進するよ。

Q:韓国GPの決勝では、予選と同じ順位(7位)でフィニッシュしましたが、もっと上を狙えたと思いますか?

グロジャン:順位をひとつ上げられたかもしれない。前を走っていたニコ(ヒュルケンベルグ/フォース・インディア)に長いこと抑えられてイライラしていた。僕たちの方が明らかに速かったからね。でも、やっと追い抜けるチャンスが訪れた時にルイス(ハミルトン/マクラーレン)がバトルに加わって来て、結局順位を2つ落とすはめになった。

グロジャン:コーナーの立ち上がりで僕たちのクルマはパワーが無かったから、僕にはどうしようもなかった。ニコと長時間バトルしていたからフォース・インディアのクルマを今では知り尽くしてしまったよ! とにかく、クリーンな良いレースのままフィニッシュできてうれしかった。

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