NEXT...F1開催スケジュール

グロジャン「ほんの少しの幸運も必要なサーキット」

2012年10月01日(月)10:25 am

ロータスのロメ・グロジャンが、鈴鹿サーキットで行われる日本GP(10月7日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:シンガポールでは、手堅いレースでした。またコースに戻ってきた感想は?

グロジャン:またクルマに乗った感覚は素晴らしかった。F1は僕が一番大好きなことだし、仕事でもある。だからもちろん走れなくて寂しかったよ。シンガポールは1年の中でも特に厳しいレースだ。気候条件もサーキットもすごく難しいからね。いい順位で完走できてすごく満足しているよ。

Q:あの週末は、クルマがすぐに望む状態にはなりませんでしたね。どのくらい大変だったか教えてください。

グロジャン:確かに、週末の最初でつまずいて、望むような状態ではなかった。取り戻すのは楽じゃなかったよ。タイムも少し離されていた。でも、チームがすごくうまくやってくれて、問題の解決方法を見つけてくれた点は喜んでいるし、すごく誇らしく思うよ。一番大事な日曜日で、僕たちは2台ともポイントを獲得できた。もちろん、もっといい結果がほしかったよ。いつも表彰台を目指しているからね。でも、自分たちが抱えていた問題を考えれば、悪い結果じゃないよ。

Q:レース終盤、キミ(ライコネン/チームメート)とほぼ同じペースでしたよね。でも、キミに前を譲った。そのことについて教えてください。

グロジャン:僕たちのペースはほぼ互角だった。でもキミはワールドチャンピオンを争っていて、獲得できる可能性もすごく高い。今も変わらず、ものすごくいいドライバーだ。もちろん、キミを苦労させようというつもりはなかったよ。選手権で僕より前にいるんだからね。でも、前を譲ったあともペースでは互角だった。だから、その点ですごく満足しているよ。

Q:鈴鹿に向けた思いを教えてください。

グロジャン:すごいサーキットだよ! 基本のセットアップがうまくいけば、あのコースを本当に楽しめるね。素晴らしいサーキットなんだ。1回しかレースしたことはないけれど、すごく気に入って、また行くのが本当に楽しみだよ。サーキットの中で一番好きな部分をひとつだけ選ぶのは難しい。第1セクターは素晴らしいね。1コーナーから、3・4・5コーナー(S字)は最高だよ! それから立体交差下をくぐって、小さいヘアピン、その次にくるのがドライバーにとっての悪夢、「スプーン・コーナー」だ。そして全開で立ち上がり、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を開けたまま、最後のシケインまで行く。最高のサーキットだ。それに、これもどうしても言わなきゃいけない。日本のファンは本当に素晴らしいんだ。コースを取り巻く雰囲気もすごく特別だ。日本食も大好きだよ。特に寿司がね。家で料理をするときは、日本の薬味を使ってみることが多いんだ。

Q:この週末はどのくらい厳しいものになると予想していますか?

グロジャン:この週末に取り組む課題はたくさんある。セットアップ作業を完ぺきにしなきゃならない。鈴鹿は求められるものがすごく多くて、クルマのどんな弱点もさらけ出されてしまう。すべてのセッションをミスなしで走り切ることも必要だ。ランオフエリアが狭くて、コーナーでミスしたりコースオフしたりすると、すぐにクルマを傷めてしまうからね。鈴鹿ではタイヤも酷使するから、タイヤをうまく使いこなす必要もある。ほんの少しの幸運も必要なサーキットだと思う。日本で運を味方につけて、すべてがうまくまとまるといいね。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック