メルセデスAMGの親会社であるダイムラー社は2013年以降もF1に参戦することを決定したようだ。
今週末のシンガポールGPでは、メルセデスAMGがF1から撤退するのではないかといううわさでもちきりだった。
参戦が不確定だったことと、F1の運営面を規定する新コンコルド協定に合意していない事を合わせると、うわさされているルイス・ハミルトン(マクラーレン)のメルセデスAMGへの移籍の決断が遅れていることにも説明がつく。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長が、傘下にあるメルセデス・ベンツに10億ユーロ(約1,000億円)のコスト削減を指示したとドイツの複数のメディアが伝えると、とたんにF1から撤退するのではないかとの憶測が流れていた。
うわさを受けて、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグは「われわれは既に(F1参戦における)正しい収支のバランスを確立している」とシンガポールで『DPA News Agency(DPA通信社)』に語った。
「会計は健全だが、(レースの)結果はまずまずといったところだ』
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ダイムラーのF1残留決定をうけ、メルセデスAMGが来週にでも新しいコンコルド協定に合意をするのではないかと報じている。