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F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年09月22日(土)0:40 am

2012年F1第14戦シンガポールGPが9月21日(金)、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット(1周/5.073km)で開幕。現地時間21時30分(日本時間22時30分)から90分間、フリー走行2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【写真ギャラリー】F1シンガポールGP開幕前の様子

セッション開始時の天候は晴れ、気温28℃、路面温度は27℃。セッション開始と同時に各車がコースイン。どのクルマもハード側のソフトタイヤを装着している。開始から約10分の段階で全車がコースへ入っており、1分50秒837を記録したジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップ。2番手にポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、3番手にマーク・ウェバー(レッドブル)がつけている。

開始約15分、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分50秒561を記録しトップに立つ。この時点でバトンが2番手。3番手にはパストール・マルドナード(ウィリアムズ)が上がってきている。

開始約20分、ほとんどすべてのクルマが最初の計測ラップを終え、ピットに戻る。コース上ではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がハミルトンのタイムを更新する1分50秒497をマークしてトップに立つ。しかし、その後またハミルトンがそのタイムを塗り替える。ハミルトンのタイムは1分50秒074だった。

セッション開始30分に近づいたころ、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)がソフト側のスーパーソフトをはいてコースイン。ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、小林可夢偉(ザウバー)も同様にスーパーソフトで後に続く。このタイミングで現在ポイントランキングトップのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分50秒734を記録して3番手に浮上してきた。

開始約35分、セナがウォールにヒットし、そのまま第21コーナー付近にクルマを止めてしまった。どうやらサスペンションを痛めてしまったようだ。セナのクルマを撤去するために赤旗が振られ、セッションはいったん中断となる。セッションの残り時間があと47分となったところでグリーンフラッグが振られ、セッションが再開。ベッテル、ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)らがそれを待ちかねていたかのようにコースに飛び出してゆく。

開始約50分、スーパーソフトタイヤを装着したフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分50秒039を記録してトップに立つ。しかし、同じくスーパーソフトに履き替えたハミルトンが1分49秒086をマークしてトップに返り咲いた。しかし、すぐさまマーク・ウェバー(レッドブル)がそのタイムを約コンマ1秒塗り替えてトップに。ウェバーはハード側のソフトタイヤで1分48秒964をマークしている。

開始約55分、スーパーソフトタイヤを装着したアロンソが1分48秒896を記録し、ウェバーをかわしてトップに立った。だが、その約5分後にはやはりスーパーソフトタイヤのバトンが1分48秒651でトップの座を奪う。クルマの挙動がいまひとつ安定していないように見える可夢偉はこの時点で16番手となっている。開始から約1時間が経過し、現地時間では22時30分となったが、気温、路面温度ともに28℃で開始時点とほとんど変わっていない。

開始約70分の時点でトップには1分48秒340をマークしたベッテル。以下バトン、アロンソと続いている。フェラーリでは残り時間をロングラン(決勝を想定し、1度に多くの周回を行うこと)に費やすことにしたようだ。マッサはスーパーソフトタイヤで、アロンソはソフトタイヤでコースに出てゆく。

セッションも残りあと10分。セルジオ・ペレス(ザウバー)が第4コーナーを曲がりきれず、あやうくウォールに突っ込みそうになるが、なんとかクラッシュはまぬがれた。可夢偉もスーパーソフトタイヤでコースに出てゆく。可夢偉はほかのドライバーに比べて周回数が10周ほど少ないのが気にかかる。まだブレーキングでクルマがふらつくなど、あまりクルマのセットアップが決まっていないようだ。

セッションが終了時刻を迎えたとき、可夢偉が第19コーナーで大きくスピンしクルマを1回転させてしまうが、かろうじてウォールへのクラッシュは避けられた。結局、ベッテルがトップのままでセッションが終了。ベッテルはフリー走行1回目に続いてトップでセッションを終えている。可夢偉は1分51秒450を記録して16番手。チームメートのセルジオ・ペレスは1分51秒122で15番手になった。

【結果】F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目の結果

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