ルーキーであるシャルル・ピック(マルシャ)のマネジャーが、より速いマシンのシートを得るべく動き回っていると伝えられた。
22才のピックは経験豊富なティモ・グロックをチームメートに、今年順調なデビューを飾ったが、マルシャのマシンは今年のF1で一番遅いマシンだ。
ピックはヨーロッパで大手の運輸会社、グループ・シャルル・アンドレから多額の援助を受けてデビューを果たした。
「マクラーレンからの技術援助はあるものの、マルシャのような新しいチームを育てるには時間がかかるんだ」とピックはフランス紙『Le Dauphine Libere(ドーフィネ・リベレ)』に語っている。
ピックは当面の目標として、グロックのペースに「できるだけ早く近づける」ことをあげており、初シーズンの前半を終えた時点では、満足していると言う。
ピックの次なるステップは、もっと速いチームに移籍することだとうわさされている。
フランスのテレビ局『TF1』は先週、ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)の資金難を理由にケーターハムを2013年の移籍先候補としてあげているが、ザウバーもピックの選択肢になり得るといううわさもある。