マクラーレンのルイス・ハミルトンが、モンツァ・サーキットで行われるイタリアGP(9月9日決勝)に向けて意気込みを語った。
ルイス・ハミルトン
「スパ(ベルギーGP開催地)は、あんな感じの週末のひとつでしかない。でも、今回みたいな2週連続でのレースのいいところは、あれがもう完全に過ぎたことになることだよ。そしてモンツァは本当に独特でスカッとするようなサーキットだから、がっかりした気持ちを追いやって、今週末にできるだけ速く走ることに専念しやすいんだ」
「すごく特別だから、僕は昔からあるF1のサーキットには夢中なんだ。どのサーキットもすごく難しいけど、新しいサーキットはみんな似たような特徴で、似たようなリズムだ。でも、昔からあるサーキットは全然ちがう。人工的じゃなくて、まるで自然がそれらの形を生み出し、そこに影響を与えているような感じなんだ。それが気に入っているんだよ。つまり、特に気が休まるような場所なんて絶対にないし、常にクルマを攻め立てていないとどの周回でもベストを引き出すことはできないってことさ」
「(モンツァでは)本当に少ないダウンフォースと、かなり長いギアレシオになるから、金曜日にピットから出てからの1周目はいつだって信じられないような感覚なんだ。アクセルから足を離すことがないような感じさ。そこからブレーキを踏みこむんだけど、ウイングがマシンをそれほど押さえつけていないから、クルマは本当に不安定な感触になる。すぐに慣れるけど、僕たちが訪れるほかのどの場所ともちがう体験だから、全速力でモンツァを駆け抜けるのはいつも興奮するね」
「僕はまだモンツァで勝ったことがないんだ。今週末、勝利を手にするためにできることはすべてやるつもりだ」