ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)が、2013年も引き続き同チームに残る可能性は、先週末のベルギーGPで消え飛んでしまったかもしれない。コバライネンは今年のケーターハムの進歩に失望していると認めたのだ。
1日(土曜)の予選では毎度の通り、コバライネンが後方集団を形成しているケーターハム、マルシャ、HRTの3チームのトップとなった。
しかし、KERS(カーズ/運動エネルギー回生システム)が故障して使うことができなかったとはいえ、マルシャのティモ・グロックはわずか0.6秒しか離れていなかった。さらに、予選第1セッションQ1を突破するには1.6秒というとてつもないタイム差があった。
「僕たちの進捗(しんちょく)具合は素晴らしいとは言えない」とコバライネンは『MTV3』局へ現状に対する不満をこぼしている。
「驚くほどの大差があるのを見ると、ほかのチームは僕たちよりもいい進化を遂げているようだね」
「事実、マルシャが僕たちに近づきつつあるけど、ちょっと心配なことだよ。僕たちは彼らよりも速くなくちゃいけないはずだ」
「シルバーストン(第9戦イギリスGP開催地)からの改良もうまく機能していないか、十分な成果をもたらしていないかのどちらかだね」とコバライネンはチームに対して厳しいコメントを残した。