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アロンソ「グロジャンに対して腹を立ててない」

2012年09月03日(月)5:49 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたベルギーGP決勝を5番手からスタートしたが、スタート直後の1コーナーでロメ・グロジャン(ロータス)を発端とするクラッシュに巻き込まれリタイアした。

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フェルナンド・アロンソ
「僕は大丈夫だよ。左肩が少し痛むけどね。アクシデントのあと、メディカルセンターに直行したけど、すべて異常無しだった。むち打ち症からくる痛みだけだよ」

「何が起きたのか、まったくわからなかった。ザウバーの2台を追い抜いたちょうどその時、まるで電車が自分に突っ込んでくるかのように感じたよ! 衝撃の直後、コックピットの中にしばらくとどまっていたら、マシンから火が出始めた。今度はそれに反応した消火装置から泡が出てきて呼吸ができなくなってしまったんだ。無線でチームに無事を伝えようとしたけど、できなかった」

「このようなアクシデントに遭ってしまった今、僕に言えることは、数日後にまたクルマに乗れる自分は運がいいってこと。F1のクルマの安全性はとても高く、僕たちが今日目にしたことは、それをいっそう確かなものにしたと思う」

「グロジャンに対して腹を立ててなんかいないよ。彼が故意に起こした事故では決してないし、たまたま僕の居合わせた場所とタイミングが悪かっただけのこと」

「それよりも、ある特定のドライバーたちは、スタート時に冒すリスクを減らすよう気をつけるべきだと思う。今の若手ドライバーたちの間で若干そのような傾向があるように見受けられる。キャリアをスタートさせる当初から、コース上での振る舞いにおけるルールをより厳密に尊重することに慣れれば、それに越したことはないからね」

「今日起きたことは残念だよ。表彰台に手が届いていたと思うからね。特に、フェリペ(マッサ/チームメート)のあの走りを目の当たりにしたらなおさらだよ。今日は不運な出来事で高い代償を払ってしまった。今では運に支配されてしまっている。こうなったらシーズン残りのレースで何が起こるか見ものだね」

「ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)、ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)そしてライコネン(キミ・ライコネン/ロータス)に対するアドバンテージを少し失ってしまった。でも、今日のマクラーレンの出来からして、最も強力なライバルになりそうなハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)に対して何も失わずに済んだ」

「これからフェラーリのホームレースとなるモンツァ(イタリアGP/9日決勝)に行く。昔からレッズ(フェラーリのこと)はモンツァで強いからね。今日失ったアドバンテージの埋め合わせをするためにも、ファンのみんなに応援してもらえるようないい週末になることを期待しよう」

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