元F1ドライバーで、その後は15年間にわたってテレビ解説者を務めているマーティン・ブランドルが、今季ここまでの「ヒーロー」はフェラーリのフェルナンド・アロンソだと称賛した。
だが、一方でメルセデスAMGのミハエル・シューマッハに対してアロンソとは対照的に「0点」だという評価をするむきがあることについて、ブランドルはあまり快く思っていないようだ。
ブランドルは『The Sun(サン)』紙へ次のように述べている。
「そういう言い方は好きじゃないよ。なぜならF1ドライバーでありつづけることがどれだけ大変なことであるか知っているからね」
しかし、ブランドルは「ミハエル・シューマッハにとっては非常に厳しいシーズンになっている」とも認めた。
そんなブランドルだが、現時点でタイトル争いのトップに立っているアロンソに対して、称賛の言葉を送ることにはやぶさかではないようだ。ブランドルは次のように続けた。
「(ヒーローは)アロンソに間違いない。みんなの予想に反し、チームメートからの援護もなく、必ずしも速いクルマに乗っているわけでもないのに、うまくやり続けているし、レースで勝利し続けているからね」
現在53歳のブランドルは、今週末シルバーストン・サーキットで開催されるWEC(世界耐久選手権)に、現在GP3(F1やGP2の下位カテゴリー)に参戦中の息子アレックスとともに参戦を予定している。