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2014年にF1再開を目指すバレンシア

2012年08月04日(土)12:07 pm

ヨーロッパGPの舞台となっているバレンシアでF1グランプリ開催を再び行う可能性はまだ残されている。

バレンシアの公道を使って開催されているヨーロッパGPは2008年から続いている。しかし、最近の報道によると、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは先週末のハンガリーGPで、2013年からはバレンシアの代わりにアメリカのニュージャージーでレースを開催するかもしれないと発言していたという。

昨今のスペインの経済危機、そして減少し続けている観客動員数を考えると、エクレストンの発言は明らかにバレンシアでのF1開催の終了宣言であると指摘している者もいる。

だが、『Der Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』紙とのインタビューの中で、エクレストンはバレンシアでのレースが2014年に復活する可能性があることを明らかにした。

「(今後は)バルセロナ(スペインGP開催地)と1年交代でF1を誘致する運びになったため、バレンシアでのレースは(2013年は)行われない」とエクレストンは述べている。

そして、バレンシアの与党役員のひとりが、将来的なレースの継続を確実なものにするための交渉が現在進められていると話している。

その役員であり事務局長を務めるセラフィン・カステラーノのコメントを『Reuters(ロイター通信)』は報じている。「F1はイメージという観点からだけではなく、経済的影響にとっても非常に重要だ。仕事を創り出し、それがバレンシア地方にとってどのような意味を持つことか」

さらに、カステラーノは、現在エクレストンと行っている話し合いは「F1開催費用の減額」であると明かした。

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