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破産のニュルブルクリンク、地元州が融資の保証人に

2012年08月03日(金)13:57 pm

窮地に立たされているニュルブルクリンクの将来に今週、希望の光が差した。

伝説的なサーキットとして多くのF1関係者をはじめファンからも絶大な支持を集めたニュルブルクリンクも、現在は残念ながら破産手続きに入っている。先週F1の最高権力者バーニー・エクレストンが、ニュルブルクリンクの救世主になるかもしれないと報じられた。

しかし、エクレストンはハンガリーGP開催中に独紙『Der Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』にニュルブルクリンクを購入予定であるか聞かれ、「そのつもりはない」と答えている。

「そういう形で売りに出されていないと思う」とも付け加えた。

しかし、ドイツからの最新ニュースはより前向きなものであった。

ニュルブルクリンクが負債を返済できるよう、ニュルブルクリンクのあるラインラント・プファルツ州政府が2億5千400万ユーロ(約241億円)の融資の保証人になったと『FAZ』紙が伝えている。

また、サーキット運営会社ニュルブルクリンク・オートモーティブGmbH(NAG)のヨルグ・リンドナーは、「来年もF1がニュルブルクリンクで開催されることに非常に楽観的である」と話している。

『FAZ』によれば、F1関係者との交渉は夏の間に行われる模様だ。

エクレストンは、「私どもはどのサーキットも失いたくないし、ドイツ開催のグランプリを維持する必要がある。そのために最善を尽くすつもりだ」と述べ、「ドイツにあるすべてのサーキットが財政問題を抱えていると知って驚いた。お金はすべて(財政難の)ギリシャへまわしてしまったのかね」とおどけてみせた。

また、エクレストンはニュルブルクリンク購入の可能性を否定したコメントについても質問されている。いかなる財政援助の可能性もないという意味だったのだろうか?

「しばらく様子を見よう。今、話し合っているところだ」

また、最終的に解決策が見つからなかった場合、「2013年のドイツGPは代わりにホッケンハイムで開催される」との見解が明らかにされており、「そのことについても話し合いを行っている」とするエクレストンのコメントを『Der Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』が紹介した。

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