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マクラーレンの滑らかなノーズに疑問を持つジェンソン・バトン

2012年07月25日(水)10:38 am

マクラーレンのジェンソン・バトンは、同チームが空力のデザインコンセプトを根本的に見直すべきだと語った。

母国レースである第9戦イギリスGPがふがいない結果に終わったことを受け、バトンのチームメートであるルイス・ハミルトンは、結果を出せないマクラーレンの2012年型車MP4-27には根本的な問題があると示唆していた。

「よく細かいところまで見てごらんよ。ほかのチームのクルマと違って見えるでしょ?」

ハミルトンがこの発言から指摘しているのは、フロントノーズに段差を設けて先端部分の高さを大幅に下げる「段差ノーズ」の事であることは明らかだ。今年から導入された規定に対応するために開発された段差ノーズは2012年型車の定番で、これを採用していないのはマクラーレンと最後尾の常連マルシャのみだ。

マクラーレンはドイツGPに大掛かりな改良を持ち込み、改善の兆しが見えたかのようであったが、バトン、ハミルトン両者とも雨の予選ではペースを落としていた。

その後バトンはマクラーレンの滑らかなノーズについて『Express(エクスプレス)』紙に質問されている。

「ほかのチームみたいに段差ノーズを採用すればうまくいくんじゃないかな。だってそうでなかったらほかのチームはやっていないと思うよ」

「チームは開発の段階では滑らかなノーズが正しい方向だと思ったみたいだけど、今はどう思っているのかは分からないよ。どちらにせよ、そんなことを僕に教えてくれるとも思わないしね」とバトンは答えている。

こう語っていたバトンだが、決勝では2位に入る活躍を見せ、第3戦中国GP以来となる表彰台獲得を果たした。

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